では、「ヴィンテージ・アロハシャツ」とは、どういうものを言うのでしょうか?
現代でも多くの人に愛されているアロハシャツ・・・でも、歴史は意外に浅くて、まだ70年ほどです。
そんな中で「アロハシャツ黄金時代」と呼ばれるのが、1940~50年代。第2次大戦後、ハワイをリゾートとして観光客がたくさん集まり、お土産のアロハシャツが飛ぶように売れました。
さらに軍人が持ち帰ったものがアメリカ本土でも大流行!
一時は20近くものメーカーが誕生し、パイナップルや砂糖とともにハワイ経済発展の基となりました。
一般的に「ヴィンテージ・アロハ」とは、この時期に作られたものを指すようです。
アメリカではずいぶん前から、ヴィンテージ・アロハのコレクターが存在していましたが、日本でも最近、静かなブームを呼んでいます。
では、ヴィンテージ・アロハの魅力とはどんなところなのでしょうか?
柄や色など、デザインの面白さというのが最も魅かれるところで、数の多さとともにバリエーションの豊富さには目を見張ります。
当時はレーヨン素材が主流だったので発色が素晴らしく、また、「アート」として鑑賞したい作品も多くあるようです。
着て歩けるアート作品・・・というのが、ヴィンテージ・アロハの魅力と言えるのかもしれません。
柄別に紹介してみましょう。
「ボーダー柄」は、縦方向に柄が連続しています。1940年後半に流行しましたが、長く続かず、次第に収まっていったもの。
「ピクチャー柄」は、1950年代前後に誕生した、写真をそのままプリントしたような柄で、当時は細かい手作業で作られていました。
「総柄」は、柄がシャツ全体にあるもの(オールオーバー・パターン)。もっともポピュラーな柄といえます。
「メニュー柄」は、ハワイ航路のレストラン・メニューの絵をシャツ柄に使ったもので、ハワイの祝宴など大胆な構図が特徴。
「レア・アイテム」とは、背中に大きな柄を描いたバックパネル・パターンや、裾リブのプルオーバーなど、珍らしいアイテムも存在しています。